咳、痰  津液の有無と寒熱・・・

風邪を引きいてから咳の症状になる人がいます。

この咳の区別が意外と難しいものです。

初期であれば、麻黄湯、小青龍湯、麻黄附子細辛湯などかあり、

慢性化した場合は、麻杏甘石湯、麦門冬湯、竹葉石膏湯、などがあります。

ここで気をつけなければならないのが、津液の有無と寒熱の状態です。

津液が充分にある状態であれば、発表剤や利水剤で

体内の余分な水分を取り除くことが出来ます。

呼吸器の津液が不足して、乾燥した状態のときの咳では、発表剤、利水剤では

よけいに悪化してしまうことが多々あります。

こんなときは、麦門冬、玉竹などで患部を潤す必要があります。

また、寒熱もしかり、さむけがはなはだしいときは、

乾姜や附子で用いて温めなくてはいけません。

逆に患部の炎症がある場合は、附子は逆効果になります。

この場合は、石膏、竹葉、柴胡、桑白皮などが入った漢方で

熱を冷まさなければいけません。

たとえば、熱を取り除きたい場合には、麻杏甘石湯、潤いを与えたい場合には、

麦門冬湯といったように、くれぐれも逆に使わないように気をつけてください!