腹痛と下痢 下痢したあとの・・・
先日、分け方として機能亢進状態か、機能低下状態かで陽病と陰病を
見分けると書きましたが、その例として“排泄”がどうかを見る方法があります。
たとえば大便の状態、硬いか軟らかいか、出ているか出ていないか?です。
大便が柔らかいということは腸の蠕動運動が盛んなっている、つまり機能亢進して
いるから陽病と決めつけるのはよくありません。
陽病は、もともと蠕動運動が盛んなので今下痢をしていてもあまりこたえません。
しかし、陰病の状態のときに腸の蠕動運動が機能低下して、
蠕動が弱くなり、そのようなときに下痢をして蠕動が早くなると、
無理が生じて下痢したあと苦情が起きます。
このように考えると、下痢してその後お腹が痛いなどの症状がない場合は、
陽病と考え、反対に下痢した後も腹痛があったり、
気持ち悪いなどの症状があった場合は、陰病と考えてもよいと思うのです。
ときに漢方を飲み始めて下痢したことのない人が下痢をして苦情を訴える人がいます。
下痢した後もしばらく腹痛が治まらないような場合は、
その人にとってその漢方があっていない場合が考えられます。
これに対し、便をもよおしたときに腹痛があり、下痢した後は腹痛が治まるような場合は、
お腹に溜っていた滞留便を排泄している場合があり2~3日続くことがあります。
このような場合は、漢方によって排泄力が高まったと考えてみてください!

